#月かがみ。〜希望見出す SpecialSTORYteller、月見の創作サイト

私が描くは良き未来の道行を、選ぶための光の創作。

【創作小説】#怯えなくても大丈夫だよとハグをして。

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【創作小説

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#怯えなくても大丈夫だよとハグをして。

 

storyteller  by  Tukimi©︎

 

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友人の1人が妊娠中と言う事。

すぐにお祝いの言葉を言い、祝いの品も届けたのだが。

 

出産後は忙しいだろうと、しばらく会えないことが分かっていたから。

もう1人、共通の友人マキと3人でランチをしに行く事にした。

 

 

夏の冷房に、妊婦の彼女の体が冷えないか、ヒヤヒヤしながら何度も問う私に。

暑いくらいと言う本人や、

暑いらしいね、と妊娠中だった知り合いがしていたと言う話をする、マキに。

 

 

慌てる私が一番、妊婦さんと言う生き物に神経質なようだったので。

気にし過ぎか、と思いながら。

 

以前同僚何人かが妊娠、出産された、お祝いをしたり、仕事復帰したあとの話を思い返す。

 

あの商品がよかったとか。

仕事せず休む時間の使い方に困っただとか。

妊婦に、魚は駄目という通説があるが、何処かの動画で、栄養学の大学の先生が食べる方が良い研究がある、だとか。

 

一度、誰かのために、調べたら。

アンテナが立つように、妊婦さんや、赤ちゃん子育て情報が、やたら耳につき。

本当に、私は誰のための話を今聞いているのだろう?と思う位。

 

不思議と。詳しくなることがあり、だからか、聞いた話を話すことになり。

 

 

ランチ席で。

かつて妊婦になられた、同僚にもすすめた、

健康法の本を勧めた。

出産が初産ですら、痛みなく生まれたと言う同僚の様子を見て。

 

もし、良ければと。

 

 

 

 

会話したい、私たちが。

女子集まればと、食べたあとは腹ごなしにウィンドーショッピング。

 

服屋さんを冷やかし。

観光客向けの店をどんどん、通り過ぎて。

ふと、思いつきで、赤ちゃんグッズも女子人気のある、雑貨屋さんに。

 

 

歩きながら、赤ちゃんグッズ、必要、だけど、一時期しか使わないけど、高い話をしていて。

 

案の定。

良いものには、良い値段するねと。

赤ちゃんが口にしても大丈夫な、可愛いぬいぐるみを見ながら話をする妊婦の、彼女に。

 

ここで、見て。

親とか、友達、お祝いを

してくれる人に、この機会、

このメーカーの、これって、頼んで仕舞えば?

と、提案。

 

働き詰めで来たと言い、故郷から離れたこの場で、1人いた彼女の、手は。

 

確かにこれまで以上に子供を得て守る為に、頑張る力を得ていくだろうけれど。

 

無理して、踏ん張りしたら。

無理部分を、当たり前に出来るって、思われて。なかなか、大変さに気づいて助けて貰いにくくなる。

 

当たり前に出来る以上に、大変なら

最初から、他人の手を当てにして。

協力をお願いする、手の多さはきっと。

 

子供さんが大きくなるごとに、必要になる。

だから、と。

内心の気持ちはあえて言わなかったが。

 

「盛大に甘えられる機会は人生そうないから、甘えたら、いいじゃん。」

と言うと。

 

確かにと。彼女は膨らんだお腹をさすり。

 

「どれ、頼もうかな、出産祝い」

と。縫いぐるみだらけの店内をもう一回りした。

 

 

ランチして。

店を見て。歩いたら、また、ケーキ食べにお茶しに行って。

早い。時間は過ぎて、3人それぞれ別の最寄り駅。

マキが、座る各駅停車の車両を降り。

妊娠中の彼女は乗り換え、私は下車の駅。

 

 

私を心配する、顔に。

二言話をして、私が背を向けかけた、時。

思い直して。

 

ハグをする。

 

きっときっと、妊娠中も、控えている出産も、無事に終わるか、

無事でも子育ては、と。

 

不安は不安。私の不安では無いから取ってはあげられないけれど。

 

大丈夫。また、連絡を。

出来ない事は断るけど、それ以外は貴方の私は味方だからって。

 

沢山の気持ちを込めて。

じゃあと、離れて、私は帰る。

 

 

 

 

その後。

伝われ、と思いつつ別れた数ヶ月後。

産まれたと言う知らせが朝に届いて。

 

 

他人事ながら。

 

新たな命の、写真を眺めるのは幸せな朝の始まりだなと初めて知った。

 

-お仕舞い-

 

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【後書きある、書いた日の今宵の話を】

 

私の物語は、書き手の私が自他ともに認める気にしい、で。

だから、私が語ると必然的に、

気づく人の目、視点で見て語られる、作り話になる。

 

 

物語の登場人物たちは、気づく故に

気づかない人に感情をむき出しにしたり、

逆に、気づく力を存分に使い、自分以外の声や手の届く身近な他者に、真心を配り気を配りしています。

 

世に言う繊細さん、エンパスさんと呼ばれる部類に私が該当するか、はわかりませんが、

一口に、人が感想一つの所を下手したら10くらい、感じる、感想を持ってしまう、から。

 

私は痛みを知り痛めつけることが人にはできません。

だけど、気づく人しか、わからないその、

気づく人の目、目の付け所を。

痛みを感じる鋭敏さを、大袈裟だなどと笑わずに。

 

気づきにくい貴方には、気づいて頂けたら嬉しい。

 

そして、同じく、適当に済ませられず、感覚が納得するまで、悩まされてしまう系な、貴方とは、

貴方に似た、同じ悩みの人も、いて、

かなり悩んで生き汚く泥臭くても、

私も、何とか生きているから。

 

共にサバイブしましょうと、しましょう握手を。

 

追記、2023.1.30

『、』これが文中、沢山入ることで。

言葉を選び選び考え考え、単語で会話する、会話が苦手な方みたく、ぽつりぽつり、口にした感覚を表現として採用しています。

気になりました方には、表現として、書いている事を説明し、この場を借りてお伝えしておきます。

 

 

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あくまでも、作品は作者月見に属しています